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"特集" 職場の女性同士のハラスメント

 男性上司の気付かぬ世界

ハラスメントの話題の中に「男性、女性」とつけるのは本意ではありません。が!男性上司が圧倒的に多いのが現実です。これからお読みいただくケースが、「女性の世界でしか起こらない」というわけではありませんし必ず起こるという事でもありません。ただ異性だからこそ解り難い事、トラブルの「芽」に気付きにくい事があるのではないかと思い書かせていただくことにしました。

~お茶入れの世界~

企業に訪問した際にお茶を出して下さるところはとても多いです。最近は男性が持ってきて下さる企業も増えました。これは大変喜ばしい事と思っています。但しお茶入れは女性の仕事となっている組織もまだあるのが現実でしょう。当番制となっていても微妙な世界が存在することがあります。

「好きな人には自分で淹れたい乙女心」

社内恋愛の善し悪しは置いといて、当番があったとしても暗黙の了解となっている事があります。こんな事から悪しき「芽」が出ることもあります。

「差し入れのお土産などをわざと出さない」

お菓子の個数が人員数ピッタリということはほとんどありません。例えば数が足りないという理由でいつも同じ人に配っていないという事があります。

~ランチの世界~

お昼休憩はサラリーマンにとって大事なリフレッシュの時間ですが、気を付けて観察するとこんなことが起こっている事も。

「外食派と内食派」

ランチは気の置けない仲間と過ごしたい。そんな気持ちの中で派閥が出来たり仲間外れになっている人がいるかもしれません。

「外食予算でモヤモヤ」

毎日の事となるとランチ代もバカになりません。外食派に所属したものの自分の意見が言い出せず予想以上のランチ代に戸惑う人もいます。元々かけられる金額が人により異なるのでお互いに気遣いが必要なところでもあります。しかし「お金が無い」とは言い出しにくく悩んでいる人もいるのです。

「ランチはみんなでご一緒に」

お昼くらい自由にいられれば良いのでしょうが、いつの間にか仲間内で過ごすのが当然になり参加しないと無視やいじめの対象になったり、参加しない人の陰口の場になったりと面倒くさい事が起こっている事もあります。これはランチだけではなくお茶会や女子会などにも共通するところがあるのです。

~お局様の世界~

勤務年数が長くベテランと言われる女性の中でも役職に見合わない支配力、または支配したい思いが明らかな人をこう呼んでいるケースが多いと思います。仕事の能力はさすがと思える部分を持つ人もいれば勤務年数に全く見合わない人もいるようです。
そして何より上司も敬遠している場合が多く見られるのではないでしょうか。

「自分の都合の良いように采配する」

自分の好き嫌いで事をすすめたり、自分の苦手な仕事ややりたくない事は若手に回し、思うように進まないと文句を言うような自己中心なやり方に周りは辟易しています。自分が気に入らなければ責め責任転嫁も見られるのでそれ自体が嫌がらせになりますが、周りが気付いていても注意出来ません。こんな時こそ上司の力の見せどころなのですが…。一見上手く運んでいるように見える仕事でも周りは不満がイッパイの場合もあり要注意なのです。

「上から目線」

ベテランだけあって仕事の事をよく理解していても後輩に教えるのが下手な人がいます。嫌味っぽく言ってみたり「これくらい知らないの?」と言ったり、恩着せがましく後に引きずるような態度で接します。こういった態度や発言でチームワークを乱し新人は耐えられずストレスが溜まり体調不調に追い込む事もあります。

「お局NO.2」

主導権を握っているように見えるお局様の味方をすることで自分の立場を守ろうとする人間もいます。お局様ほどのキャリアが無くても同一視を望み、偉そうに振舞い周りに気遣いを求めます。気にいらない人をわざと作り上げハラスメントの芽を増やしている可能性が考えられます。

「お局様に仕立て上げる」

ベテランの先輩をわざとお局様に仕立て上げ、周りに吹聴し陥れることにより自分の立場が上がると考える勘違いの輩がいることもあります。「ベテラン」という言葉に嫌味がこもっている事も、男性が作り上げることもあります。

~女の嫉妬の世界~

他人から見たらどうでもいい事でも当人にとっては気になって仕方のない事はあるものです。人間である以上男女にかかわらず、多かれ少なかれ人を羨む気持ちはあるものでしょう。その感情を上手く使えば自分の研鑽に力を注ぎますが努力もせずに妬みに変えてしまう残念な人もいることも事実です。

「同じレベルで嫉妬は起こる」

同僚、同じチーム、同期、同じような普通さ加減、そして同性。似た者同士の方が嫉妬を起こりやすくさせるようです。同じ仲間だと思っていたのに彼氏が出来た、結婚が決まった。同じようにやっているのにリーダーに抜擢された。同じような仕事をしているのにあの人だけ褒められる。本当に同じレベルというよりは同じと思い込んでいるだけのような気がすることもあります。ほんのちょっとした差に敏感に反応しているようです。

「陥れて自分の評価を得たい人」

同僚が褒められたり評価を得られたりすることを大変嫌う人がいます。自分自身も評価を得られたいのであれば仕事で表現すれば良いのですが、嫌味やちょっとしたミスなど過去の事を掘り返し貶めようとする人がいます。本人が気づいていないだけで案外周りは解っているのですが…。

「出る杭を抜いて捨てる人」

自分の地位は確立出来ているのに立場が違う関係(例えば正社員と派遣社員、先輩後輩、リーダーとメンバーなど)の優秀な部分を認めない人がいます。他人の目の無い所でチクチク嫌味やいじわるをしたり、スムーズに運ばないように邪魔をしたりを繰り返し退職に追い込みます。人の居着きが悪い部署は何かしらあるものです。

「面倒な仕事を押し付ける」

良い仕事をする、優秀と周りも上司も認めている人に対し、「あなたなら大丈夫よね」と無理難題や面倒な仕事を笑顔で押し付けます。「いつもありがとう。期待しているわ。」とのねぎらい(嫌味)の一言も忘れません。重箱の隅をつつく機会を伺っています。表面上だけでは解り難い厄介なケースです。

~笑顔の下の世界~

あくまでも私見ではありますが“女は愛嬌”という言葉があるように笑顔でいる方が「利がある」ことを本能的に知っているのではないかと思う事があります。笑顔は敵対心を持たせないため、コミュニティーを広げる為、関係を深めるために必要不可欠なツールなのだと思います。平等といわれつつ基本は男性社会が根付く環境の中でしみついた技術なのかもしれません。
女性は感情が出やすくわかりやすいと思っている方はいませんか?

「嫌いな相手でも笑顔で話せる」

大嫌いな上司に仕事を頼まれればもちろん引き受けます。苦手な相手でも必要があれば笑顔で話します。イザコザが起きた時「あれ?あの人たち仲良かったんじゃないの?いつも笑って話していたのに」と思うのはたいてい男性です。笑顔で話していても悪口は言っていないとは限りません。

 女は面倒くさい?

女の私でもそう思う事があります。グループや派閥に所属すること、群れをつくることで安心感を得られることも女性の特徴なのかもしれません。しかしそれを面倒と思う女性も結構います。
まだ女性が一人で出張、一人で新幹線に乗っている状況が珍しい時代、お弁当と一緒にビールでも飲もうものなら驚いた目を遠慮なく向けてくるのは観光旅行らしき女性の集団でした。可愛そうとでも思われていたのだろうと思います。最近はそのような事も少なくなりましたが。それでも(組織によりますが)職場の中に一人でいる女性には冷ややかな目を向ける現状は無くなっていないようです。
時代が変わっても職場での悩みのトップ3に必ず入っているのが「人間関係」です。
そう考えると男性でも結構面倒な人もいるはずです。
異性の部下を持った時「女性の事はよくわからないから対処が出来ない」では通らない時代なのです。
時には想像もできない些細な事からハラスメントは始まります。健康な職場を維持するためにハラスメントの芽に気付き対処する力の発揮を願っています。

文責:北原悦子

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